Organic Pantryができるまで

Organic Pantryができるまで

みなさまこんにちは。店長の江口梨紗子です。
現在45歳で7歳の娘(小2)、5歳の息子(年長)を育てています。
わたしがこのOrganic Pantryをはじめるきっかけになったお話、
少し長くなりますが、眠れない夜などに読んでいただければと思います。

1.食の安全に興味をもったきっかけの話
2.食の安全に興味をもちすぎてヤバかった話
3.娘を妊娠中、切迫早産で入院した話
4.息子の乳児湿疹の話
5.仕事として食を扱っていくことの話
6.Organic Pantry開店の話
7.現在、そして未来への話

本日は、第1話、食の安全に興味を持ったきっかけについて。

幼少期から、母親は適度に食の安全性を考えてくれていました。
といっても、市販のお菓子やお惣菜ももちろん食べていました。
当時にしては、結構気を付けてくれてた方だな、と思います。
例えば、屋台の食べ物や、変な色のお菓子は「毒だから」という恐ろしい脅し文句とともに食べることを禁止されていました。こちらも毒なら仕方ないなと特に反発もせず食べずに過ごしたので、そこは母に感謝です。

父は割とグルメで、地方に旅行に行ったりすると、必ず現地の美味しいものを食べて帰らないと気が済まないタイプだったので、お腹すいたからとにかくどこでも良いからお店入ろうと言っても聞かず、野生の勘で現地の美味しいお店にたどり着くということが多かったです。(失敗例は意外と覚えていない・・・)

中学生くらいからお弁当のおかずを一品自分で作ったり、少しずつ料理を始めて、楽しさを覚えていきました。大学生になると友人を一人暮らしの家に招いて(というか勝手に集まってくる笑)、料理を振舞ったり、一緒に楽しく飲んだり、人が楽しく集まれる場所を作るのも好きでした。

大学卒業後のアルバイト先は、デパ地下の高級豆腐店。
木綿豆腐が一丁600円という大変バブリーなお店では、経営元がお寺だったこともあり、豆腐以外にも、こんにゃく、お蕎麦、お惣菜など、典座料理と呼ばれるものがたくさん売られていました。
すごく自由な職場だったので、バイトの身でありながら、新しいレシピで惣菜を販売したり、寄せ豆腐の試食実演販売をしたり、この美味しい食べ物がどうやったらお客さんに喜んでもらえるか、そして店の売り上げに貢献できるか、ということを常に意識して働けたのは、とても良い経験でした。

この文章を書いていて、いつも私の暮らしのそばには食があったなと改めて実感しています。食に興味を持てたのは、小さなころからずっと食の楽しさを教えてくれた両親や、まわりの友人たちとの経験のおかげだなと思っています。

なので、自分の子ども達にも、食にまつわるエピソードをたくさん作ってあげたいなと思って、先日もお家回転ずし、お家焼肉、と子ども達のリクエストに応えて、仕事終わりの疲れた体を酷使いたしました!

ちなみに、そのお家回転ずし、お家焼肉の際はオペレーションに忙しく自分が食べる暇もなければ食べる分もないわけですが、優しい子ども達は、「ママちゃんと食べてる?」と聞いてくれます。聞くだけですがね。

というわけで、第1話はこの辺でおしまいにいたします。
次回、第2話もいつになるのか分かりませんが、期待せずにお待ちいただければ嬉しい限りです。

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